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2009年11月22日 (日)

『高き彼物』&ごはん♪ 前編

11月21日(土)、加藤健一事務所の舞台『高き彼物』を見てきました。

今回は、キョンキョンが出演するとのことで、とっても楽しみにしていました。

舞台は昭和53年、静岡県川根町です。遠州弁なので、ちょっと愛知の三河弁に近いです。すぐお隣なのです。

同じように『~だに』とか『~だら』とかが語尾につくんですけれど、びみょ~にアクセントが違っていて、静岡と愛知だから違うのか、役者さんがネイティブ(笑)じゃないから違うのかわかりませんが、主演の加藤健一さんは静岡県磐田市のご出身で、ネイティブなので余り違和感ありませんでしたねw

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題名の「高き彼物(かのもの)」というのは、劇中に出てくる吉野秀雄さんという歌人の歌「屑たばこ集め喫へれど志す高き彼物忘らふべしや」という歌からとられたものです。

『高き彼物』って何だろう・・・っていうのがこのお芝居の主題かもしれません。

キョンキョンは、あの時代の40歳になるオバチャンを見事に演じておりました。

自分も含め、今の40歳なんて、あの頃に比べたら子供って気がしますね~。

昭和53年に40歳ということは、今は70を越えていらっしゃる世代ですから、カトケンさんは劇中で55歳なので、『タバコは軍隊で覚えたんだ』っていうようなセリフが出てきます。

電話は黒電話、おじいちゃんは野球中継を聞きながら冷奴でビール、なんていう昭和の風景がとても懐かしく思える舞台でした。

あらすじ(加藤健一事務所HPより引用)*********

STORY

昭和53年、静岡県川根町。春休みに東京からSLを見に来ていた受験生の藤井秀一(海宝直人)は、バイク事故で友人を失ってしまう。

事故現場にたまたま通りがかり世話をした元高校教師の猪原正義(加藤健一)のもとへ、夏休みになったばかりのある日、秀一が訪ねて来た。
正義は食料雑貨店「猪原商店」を営み、父・平八(滝田裕介)と一人娘・智子(占部房子)と暮らしている。


正義の教師時代の後輩で、今は袋井の中学校の国語教師である野村市恵(小泉今日子)は、正義が教師を辞めてから15年経った今でも、正義こそ“教師の鑑”と心から尊敬している。
市恵はこの日、正義に読んでもらおうと学期ごとに作成している生徒の文集を届けに来ていた。


事故で負った心の傷を癒せずにいる秀一を、正義は暫く自分の家で預かって面倒を見ると言い出す。市恵も教師として秀一と真剣に向き合う。
その姿に感動した正義は、「私の妻になってはくれぬだろうか?」と市恵にプロポーズする。

正義のかつての教え子で警官の徳永光太郎(石坂史朗)は、智子に思いを寄せているが、智子には結婚の約束をしている恋人がいた。
しかし智子は、“ある事情”で正義に恋人の片山仁志(鈴木幸二)をなかなか紹介できずにいる。


一週間後、いよいよ智子が恋人の片山を紹介しようという日、秀一の元に父親からの速達が届く。その手紙を読んだ秀一は、激しく正義を問い詰める。

「先生、聞きたいことがあります。先生はどうして学校を辞めたんですか?」


正義は、ついに15年前の真相を語り始める―――。

************************

この真相がなかなかすごいものがあるんです。なぜ正義が教師をやめなければならなかったのか。

あの時代だからこそだったのかもしれないし、正義の教師という職業に対する思いゆえというか、自分を許せなかったというところから来るものなのかはわかりません。

正直、何もやめなくてもよかったんじゃないかっていう娘さんのセリフもうなずけましたが、今とは時代が違うんだろうなあと。

先生は聖職と言われた時代、プライドも責任感も、今とは雲泥の差だったかもしれませんよね。

昭和53年、私は10歳でした。まだまだあの頃は熱血先生っていましたよ。

すごく親身になってくれる先生もたくさんいました。そんな先生たちのおかげで、私はまっすぐ育ってこられたかもしれない。

特に、中学の先生にはすごくお世話になりました。親にもできない相談にもいろいろのってもらったりしました。そういう先生方とは、今でもおつき合いがあります。

そんな昔のことを思い出させてくれる、いいお芝居でした。

そして、お芝居の後にカフェでお茶、そして夜はおいしいご飯をいただきました。

長くなるので、後編に続く♪

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